ベネッセグリムスクールでは、子どもの発達段階に合わせて、本を厳選しています。
またアンケートを取り、子どもの生の声を本選びに反映しています。
だから、「子どもたちが本当に楽しいと思う本」を提供できるのです。
現実と空想の世界の区別がまだ曖昧な時期。本に親しみ興味が持てるよう、子どもたちに人気のある動物や、おばけ・怪獣など不思議な生き物が登場する作品を選定。空想の世界を、思いきり楽しむ体験を積み重ねます。
- 馬場のぼる/作
- ポプラ社
- <ページ数>62ページ
- <内容>少年もん太が大いのししに挑み続けるうちに、大いのししに対する気持ちが変化していく物語。
- <主な登場人物>4名
課題本についてのクイズを出題します。正確に読み取る力を鍛え、協力して課題を解決する力を養います。
テーマ:
「劇で自分が演じるとしたら、どの登場人物がいい?」
自分がやりたい登場人物名とその理由を考えて書きます。比較的なじみのうすい設定の物語(昔話)でも理解を深めることができます。
- 自宅で読んだ本についても、読んだ冊数に応じた昇級制度など、『本を読みたい!』というやる気をひきだす楽しいしくみがあり、年間100冊以上読むお子様もいらっしゃいます。
- ・「自分がどの人物をやってみたいか」を考えるので、本を開いて登場人物の特徴を確認していました。
- ・その役をやってみたい理由が一人ひとり違い、個性が光っていました!
- ・やってみたい「人物」だけでなく「理由」を書くので、みんなよく考えていました。
向上心や自立心、チャレンジ精神が旺盛な時期。現実と理想を自由に行き来し、柔軟でのびのびとした想像力を広げることができる作品を選定。本の内容を想像しながら、知的好奇心を満たす体験を積み重ねます。
- オトフリート・プロイスラー/作 中村浩三/訳
- 偕成社
- <ページ数>184ページ
- <内容>大どろぼうをつかまえようとして逆につかまってしまうなど、現実ではありえないような奇想天外な世界の中で、少年たちが活躍する物語。
- <主な登場人物>7名
※人物の入れ替わりや魔法で姿を変えるなど、登場人物の把握が難しい。
課題本で使われた単語の意味を覚え、カルタをします。言葉の意味を知り、語彙を増やします。
テーマ:
「大どろぼうと大魔法使い、より悪人だと思う人は?」
本の内容をもとに理由を考えて書き、発表します。最後はみんなで理由がよくわかった人に投票。楽しみながら、自分の考えを人に伝える力をつけていく活動です!
- ・どっちが悪人か、意見が分かれてとても盛り上がりました!
- ・登場人物の名前や行動を確認しながら理由を書いていたので、読み取りがより深まっていたと思います。
- ・“どういう視点で悪人だと思うか”がそれぞれ違っていて、みんなに発見がありました!
大人の入り口の時期。「友情」や「自己の確立」など、少年期特有の心的情景を描いた文学性豊かな作品を選定。じっくりと考えながら、深く読み取る体験を積み重ねます。
- 岡田淳/作 太田大八/絵
- 偕成社
- <ページ数>237ページ
- <内容>不思議な世界に迷い込んだ少年たちが元の世界に戻る為に戦う冒険の物語。試練に対する少年たちの多様な考えが濃やかに描かれている。
- <主な登場人物>約15名
課題本についてのクイズが出題されます。正解すると、ピンがたおれた数だけポイントがもらえます。
正確に読み取る力を鍛え、協力して課題を解決する力を養います。
テーマ:
「おびえている仲間たちのために、自分たちが最初に戦おうと考えたことについて」
考えを深められるよう設定されている6つの質問に対して自分の考えや理由を書き、発表します。自分の経験と照らし合わせ、考えを掘り下げていきます。
- ・「自分も似たような体験があるか」を、クラブや教室での具体的な体験を挙げて書いていました。
- ・たくさんの質問に論理的に考え、説明できる子がほとんど。発表では、「●●ちゃんらしい考えだよね」という声が上がります。
※年度によって扱う本は異なります。